英語で「できる」と言いたいとき、can と be able to のどちらを使えばいいの? と迷ったことはありませんか?
どちらも日本語では「できる」と訳されますが、使える場面はまったく同じではありません。普段の会話で「泳げる」「英語を話せる」と言うなら can が自然ですが、未来の「できるようになる」や、過去に実際に成功したことを表すときは be able to が必要になることがあります。
たとえば、「私は泳げます」は I can swim.、「来年は運転できるようになります」は I will be able to drive next year.、「最終電車に間に合いました」は I was able to catch the last train. のように使い分けます。
この記事では、can と be able to の基本的な違いをはじめ、現在・過去・未来での使い方、could との違い、よくある間違いまで、英語初心者にもわかるように例文つきでやさしく解説します。
最後まで読めば、「will can はなぜ間違いなの?」「過去なら could でいいの?」といった疑問が整理でき、場面に合った自然な「できる」を選びやすくなります。
まずは、下の短い動画でcanとbe able toの違いを確認してみましょう。
- canとbe able toはどちらも「できる」
- canとbe able toの違いを一覧で確認
- canの意味と使い方
- be able toの意味と使い方
- canが使えない形ではbe able toを使う
- 現在形でのcanとbe able toの違い
- 過去の能力にはcouldを使う
- 過去の一般的な能力ならwas・were able toも使える
- 過去の一度きりの成功にはwas・were able to
- 否定文ではcouldn’tも自然
- 未来の「できる」はwill be able to
- 完了形ではhave been able toを使う
- 助動詞の後ではbe able toを使う
- canとbe able toを例文で比較
- canとbe able toの疑問文
- canとbe able toの否定文
- canとbe able toのよくある間違い
- canとbe able toの覚え方
- 初心者がまず覚えたい例文
- まとめ:普段はcan、時制を広げるならbe able to
canとbe able toはどちらも「できる」
英語で「できる」と言いたいとき、can と be able to のどちらを使えばよいのか迷ったことはありませんか?
たとえば、次の2つの文は、どちらも「私は英語を話せます」という意味です。
I can speak English.
私は英語を話せます。
I am able to speak English.
私は英語を話すことができます。
意味はよく似ていますが、いつでも自由に置き換えられるわけではありません。
結論から言うと、基本的な違いは次のとおりです。
| 表現 | 基本イメージ |
|---|---|
| can | 能力がある・可能である |
| be able to | 実際にできる状態にある |
日常会話では、現在の能力を表すときはcanを使うのが一般的です。
一方、be able toは少し硬い表現で、未来形や完了形など、canでは作りにくい文でよく使われます。
この記事では、canとbe able toの違いを、現在・過去・未来の例文とともに初心者向けにやさしく解説します。
canとbe able toの違いを一覧で確認
最初に、主な違いを整理しておきましょう。
| 比較 | can | be able to |
| 基本の意味 | できる | できる状態にある |
| 日常会話 | よく使う | やや硬い |
| 現在の能力 | 自然 | 使用可能 |
| 過去の一般的な能力 | could | was・were able to |
| 過去の一度きりの成功 | 通常couldは避ける | was・were able to |
| 未来 | will canは不可 | will be able to |
| 完了形 | have canは不可 | have been able to |
| 助動詞の後 | can canは不可 | may be able toなどが可能 |
初心者の方は、まず次のように覚えるとわかりやすいです。
- 普段の「できる」にはcan
- canが文法上使えないときはbe able to
- 過去に実際に成功したことにはwas・were able to
canの意味と使い方
canは能力を表す
canは、「能力がある」「〜することができる」という意味で使います。
日常会話で最もよく使われる「できる」の表現です。
例文
I can swim.
私は泳げます。
She can play the piano.
彼女はピアノを弾けます。
He can speak Japanese.
彼は日本語を話せます。
We can cook dinner.
私たちは夕食を作れます。
このように、身につけている能力や技術を表すときは、canが自然です。
canの後ろは動詞の原形
canの後ろには、動詞の原形を置きます。
| 正しい形 | 間違いやすい形 |
| can swim | can swims |
| can speak | can speaks |
| can play | can to play |
| can go | can going |
例文
She can sing well.
彼女は上手に歌えます。
主語がsheでも、canの後ろにsはつきません。
間違い
She can sings well.
正しい文
She can sing well.
また、canの後ろにtoはつけません。
間違い
I can to swim.
正しい文
I can swim.
canは可能性も表す
canは能力だけでなく、「〜することが可能だ」という意味でも使えます。
例文
You can buy tickets online.
チケットはオンラインで購入できます。
We can meet tomorrow.
私たちは明日会えます。
This room can hold ten people.
この部屋には10人入れます。
この場合は、本人の技術というより、状況として可能であることを表しています。
canは許可にも使える
canは、「〜してもよい」という許可を表すこともあります。
例文
You can use my pen.
私のペンを使ってもいいですよ。
Can I open the window?
窓を開けてもいいですか?
Can I sit here?
ここに座ってもいいですか?
このように、canには「能力」「可能性」「許可」など複数の使い方があります。
一方、be able toは基本的に「能力・可能」を表し、許可の意味では通常使いません。
be able toの意味と使い方
be able toは「できる状態にある」
be able toは、「〜する能力がある」「〜することが可能な状態にある」という意味です。
形は次のようになります。
be動詞+able to+動詞の原形
主語や時制によって、be動詞の部分が変わります。
| 主語・時制 | 形 |
| I・現在 | am able to |
| he・she・現在 | is able to |
| you・we・they・現在 | are able to |
| 過去 | was・were able to |
| 未来 | will be able to |
| 完了形 | have・has been able to |
例文
I am able to work from home.
私は自宅で働くことができます。
She is able to answer the question.
彼女はその質問に答えることができます。
They are able to communicate in English.
彼らは英語で意思疎通ができます。
現在形ではcanのほうが自然
現在の一般的な能力を表す場合、canとbe able toの両方を使えます。
I can drive.
私は運転できます。
I am able to drive.
私は運転することができます。
どちらも文法的には正しいですが、普段の会話では I can drive. のほうが自然です。
I am able to drive.は、少し硬く、能力があることを強調する印象があります。
比較
| 文 | 印象 |
| I can drive. | 日常的で自然 |
| I am able to drive. | 少し硬い・能力を強調 |
初心者の方は、現在の能力にはまずcanを使うと覚えてよいでしょう。
canが使えない形ではbe able toを使う
canは助動詞なので、使える形に制限があります。
たとえば、willの後ろにcanを続けることはできません。
間違い
I will can swim.
また、haveの後ろにcanを置くこともできません。
間違い
I have can finish it.
このような場合に、be able toを使います。
I will be able to swim.
私は泳げるようになるでしょう。
I have been able to finish it.
私はそれを終えることができました。
つまり、be able toはcanよりも時制を変えやすい表現です。
現在形でのcanとbe able toの違い
現在の能力を表すときは、基本的にcanを使います。
canを使う自然な例
I can cook.
私は料理ができます。
He can run fast.
彼は速く走れます。
She can use this computer.
彼女はこのコンピューターを使えます。
be able toでも意味は通じます。
I am able to cook.
He is able to run fast.
She is able to use this computer.
ただし、日常会話ではやや硬く聞こえます。
現在形の基本
普通の会話ではcanを優先する
これが一番わかりやすいルールです。
過去の能力にはcouldを使う
canの過去形は could です。
過去に持っていた一般的な能力を表すときに使います。
例文
I could swim when I was five.
私は5歳のとき泳げました。
She could speak French when she was young.
彼女は若いころフランス語を話せました。
He could run very fast in high school.
彼は高校時代、とても速く走れました。
このcouldは、ある一度の出来事ではなく、過去の一定期間に持っていた能力を表しています。
基本イメージ
could=過去に普段からできた
過去の一般的な能力ならwas・were able toも使える
過去に持っていた一般的な能力は、was・were able toでも表せます。
I was able to swim when I was five.
私は5歳のとき泳げました。
She was able to speak French when she was young.
彼女は若いころフランス語を話せました。
意味はcouldとほぼ同じです。
ただし、日常会話ではcouldのほうが短く自然です。
| 表現 | 印象 |
| could | 日常的で自然 |
| was・were able to | 少し硬い |
過去の一度きりの成功にはwas・were able to
canとbe able toの違いで、特に重要なのがこのルールです。
過去のある特定の場面で、困難を乗り越えて実際に成功したことを表す場合は、通常 was・were able to を使います。
例文
I was able to catch the last train.
私は最終電車に間に合うことができました。
She was able to solve the difficult problem.
彼女はその難しい問題を解くことができました。
We were able to find the hotel.
私たちはそのホテルを見つけることができました。
これらは、ある特定の場面で実際に成功した出来事です。
基本イメージ
was・were able to=そのとき実際にできた
couldでは意味が不自然になることがある
次の文を見てみましょう。
I could catch the last train.
文法的に必ず間違いとは限りませんが、「最終電車に間に合う能力があった」という印象になり、実際に間に合ったかどうかがはっきりしません。
実際に間に合ったことを伝えたいなら、次の文が自然です。
I was able to catch the last train.
私は最終電車に間に合うことができました。
比較
| 文 | 意味の中心 |
| I could swim. | 泳ぐ能力があった |
| I was able to swim across the river. | 実際に川を泳いで渡れた |
この違いはとても重要です。
否定文ではcouldn’tも自然
過去に一度きりの出来事であっても、「できなかった」と否定する場合は、couldn’tがよく使われます。
例文
I couldn’t open the door.
私はドアを開けられませんでした。
She couldn’t find her keys.
彼女は鍵を見つけられませんでした。
We couldn’t catch the last train.
私たちは最終電車に間に合いませんでした。
もちろん、wasn’t・weren’t able toも使えます。
I wasn’t able to open the door.
私はドアを開けることができませんでした。
どちらも自然ですが、couldn’tのほうが短く、会話でよく使われます。
| 表現 | 印象 |
| couldn’t | 日常的で自然 |
| wasn’t・weren’t able to | 少し丁寧・硬い |
未来の「できる」はwill be able to
未来のことを表す場合、will canとは言えません。
間違い
I will can speak English.
canは助動詞なので、willと並べることができないためです。
未来の「できる」は、will be able to を使います。
正しい例
I will be able to speak English better.
私はもっと上手に英語を話せるようになるでしょう。
She will be able to join us tomorrow.
彼女は明日、私たちに参加できます。
You will be able to use this app next week.
来週、このアプリを使えるようになります。
形
will+be able to+動詞の原形
canで未来を表せる場合もある
予定や状況によって、canが未来の意味になることもあります。
I can meet you tomorrow.
私は明日あなたに会えます。
この文は、「明日は会うことが可能です」という現在の予定を表しています。
一方、将来、能力や状況が変化して「できるようになる」と言いたい場合は、will be able toが適しています。
After the course, you will be able to speak basic English.
その講座の後、基本的な英語を話せるようになります。
比較
| 文 | 意味 |
| I can meet you tomorrow. | 明日は予定が空いていて会える |
| I will be able to speak English. | 将来、英語を話せるようになる |
完了形ではhave been able toを使う
canには完了形がありません。
そのため、「これまでずっとできている」「ようやくできた」などを表す場合は、have been able to を使います。
例文
I have been able to work from home.
私はこれまで自宅で働くことができています。
She has been able to improve her English.
彼女は英語を上達させることができています。
We have finally been able to solve the problem.
私たちはついにその問題を解決できました。
形
have・has+been able to+動詞の原形
間違い
I have can finish it.
正しい文
I have been able to finish it.
私はそれを終えることができました。
助動詞の後ではbe able toを使う
canの前には、別の助動詞を置けません。
たとえば、may canやmight canとは言いません。
このような場合は、be able toを使います。
例文
I may be able to help you.
あなたを手伝えるかもしれません。
She might be able to come tomorrow.
彼女は明日来られるかもしれません。
We should be able to finish by five.
私たちは5時までに終えられるはずです。
比較
| 間違い | 正しい形 |
| may can | may be able to |
| might can | might be able to |
| should can | should be able to |
| will can | will be able to |
be able toは、may、might、should、willなどの後ろでも使える便利な表現です。
canとbe able toを例文で比較
現在の能力
I can speak English.
私は英語を話せます。
I am able to speak English.
私は英語を話すことができます。
日常会話ではcanのほうが自然です。
過去の一般的な能力
I could swim when I was a child.
私は子どものころ泳げました。
I was able to swim when I was a child.
私は子どものころ泳ぐことができました。
どちらも使えますが、couldのほうが一般的です。
過去の一度きりの成功
I was able to find my wallet.
私は財布を見つけることができました。
この場合、実際に見つけたのでwas able toが自然です。
未来の能力
I will be able to drive next year.
私は来年、運転できるようになります。
will canとは言えないため、will be able toを使います。
可能性
We may be able to finish today.
私たちは今日中に終えられるかもしれません。
may canとは言えないので、may be able toを使います。
canとbe able toの疑問文
canの疑問文
canを文の最初に置きます。
Can you swim?
あなたは泳げますか?
Can she drive?
彼女は運転できますか?
Can we finish this today?
私たちはこれを今日中に終えられますか?
be able toの疑問文
be動詞を文の最初に置きます。
Are you able to swim?
あなたは泳ぐことができますか?
Was she able to finish the work?
彼女はその仕事を終えることができましたか?
Will you be able to come tomorrow?
あなたは明日来られますか?
現在の簡単な質問なら、Can you ~?のほうが自然です。
未来のことを聞く場合は、Will you be able to ~?が便利です。
canとbe able toの否定文
canの否定形
canの後ろにnotをつけます。
cannot
または、
can’t
とします。
例文
I can’t swim.
私は泳げません。
She cannot drive.
彼女は運転できません。
be able toの否定形
be動詞の後ろにnotを置きます。
I am not able to swim.
私は泳ぐことができません。
She was not able to attend the meeting.
彼女は会議に出席できませんでした。
We will not be able to finish today.
私たちは今日中には終えられないでしょう。
短縮形も使えます。
wasn’t able to
won’t be able to
canとbe able toのよくある間違い
間違い1:will canと言ってしまう
間違い
I will can speak English.
正しい文
I will be able to speak English.
私は英語を話せるようになるでしょう。
未来ではwill be able toを使います。
間違い2:canの後ろにtoをつける
間違い
I can to swim.
正しい文
I can swim.
canの後ろには、toをつけずに動詞の原形を置きます。
間違い3:be able toの後ろを過去形にする
間違い
I was able to finished it.
正しい文
I was able to finish it.
私はそれを終えることができました。
toの後ろには動詞の原形を置きます。
間違い4:現在の簡単な能力にbe able toを使いすぎる
I am able to play tennis.
文法的には正しいですが、日常会話では次のほうが自然です。
I can play tennis.
現在の普通の能力にはcanを使いましょう。
間違い5:過去の一度きりの成功にcouldを使う
実際に成功したことを明確に表したい場合は、was・were able toが適しています。
わかりにくい例
I could solve the problem yesterday.
より自然な文
I was able to solve the problem yesterday.
私は昨日、その問題を解くことができました。
canとbe able toの覚え方
初心者の方は、次の3つを覚えましょう。
普段の「できる」はcan
I can cook.
私は料理ができます。
未来や完了形ではbe able to
I will be able to cook.
私は料理ができるようになるでしょう。
I have been able to cook for myself.
私は自分で料理ができるようになりました。
過去の一度きりの成功にはwas・were able to
I was able to catch the train.
私はその電車に間に合いました。
初心者がまず覚えたい例文
| 英文 | 日本語 |
| I can swim. | 私は泳げます |
| She can speak English. | 彼女は英語を話せます |
| I could swim when I was five. | 私は5歳のとき泳げました |
| I was able to catch the last train. | 私は最終電車に間に合いました |
| I couldn’t open the door. | 私はドアを開けられませんでした |
| I will be able to drive next year. | 私は来年運転できるようになります |
| She may be able to help us. | 彼女は私たちを手伝えるかもしれません |
| We have been able to solve the problem. | 私たちはその問題を解決できました |
まとめ:普段はcan、時制を広げるならbe able to
canとbe able toは、どちらも「できる」と訳されます。
現在の普通の能力を表す場合は、canを使うのが自然です。
I can speak English.
私は英語を話せます。
一方、未来形や完了形など、canを使えない形ではbe able toを使います。
I will be able to speak English.
私は英語を話せるようになるでしょう。
また、過去の特定の場面で、実際に成功したことを表す場合も、was・were able toが適しています。
I was able to find my keys.
私は鍵を見つけることができました。
もう一度、違いを整理しましょう。
| 場面 | 適した表現 |
| 現在の一般的な能力 | can |
| 過去の一般的な能力 | could |
| 過去の一度きりの成功 | was・were able to |
| 未来の能力 | will be able to |
| 完了形 | have・has been able to |
| may・mightなどの後 | be able to |
初心者の方は、まず次のように覚えるとわかりやすいです。
- 普段の「できる」はcan
- 未来ではwill be able to
- 過去に実際に成功したらwas・were able to
この3つを意識するだけでも、canとbe able toを自然に使い分けやすくなります。

