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「マンション」「クレーム」は英語で通じない|知らずに使ってる和製英語7選

使い分け・ニュアンス

「マンションに住んでいます」「お店にクレームを入れた」。ふだん何気なく使っているこうした言葉を、そのまま英語にしても、相手に伝わらないことがあります。

カタカナで書かれていると英語のように見えますが、実は日本で作られた和製英語だったり、英語では別の意味になったりする言葉がたくさんあります。

この記事では、知らずに使いがちな「通じない英語」7つについて、なぜ通じにくいのか、代わりに何と言えば自然なのかを解説します。動画でも同じ内容を紹介しているので、音で確認したい方はあわせてご覧ください。

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「マンション」は大邸宅に聞こえる

日本の「マンション」は、鉄筋コンクリートの集合住宅のことですよね。ところが英語の mansion は、広い庭のある大きなお屋敷を指すことが多い言葉です。

そのため、I live in a mansion. と言うと、「豪邸に住んでいます」と受け取られることがあります。

自然な言い方

英語 伝わる意味
I live in an apartment. アパート・マンション(集合住宅の一室)に住んでいます(主にアメリカ)
I live in a flat. 同じ意味で、主にイギリスで使われます
I live in a condo. 分譲マンションに住んでいます(主にアメリカ)

英語では、日本語の「アパート」と「マンション」のような建物のグレードの違いは、あまり区別しません。迷ったら apartment で十分伝わります。

「クレーム」は苦情の意味にならない

お店に文句を言うことを、日本語では「クレームを入れる」と言います。しかし英語の claim には、苦情という意味はありません。

claim は「主張する」「(権利として)請求する」という意味です。保険金の請求を insurance claim と言うのはこのためです。

自然な言い方

  • I made a complaint to the store.(お店に苦情を言いました)
  • I’d like to make a complaint.(苦情を申し上げたいのですが)
  • She complained about the noise.(彼女は騒音について文句を言った)

苦情は complaint、動詞なら complain です。claim と言うと、何かを要求されていると受け取られることがあるので注意しましょう。

「コンセント」という英単語はない

壁にある電源の差し込み口を、日本語では「コンセント」と呼びます。でも英語には、concent という単語はありません。

電源の差し込み口は、アメリカでは outlet、イギリスでは socket と言うのが一般的です。

  • Is there an outlet I can use?(使えるコンセントはありますか?)
  • Where can I charge my phone?(どこでスマホを充電できますか?)

音の似ている consent は実在する単語ですが、意味は「同意」です。契約や医療の場面でよく使われる言葉なので、取り違えると話がかみ合わなくなることがあります。

電源を探しているときは、2つ目の例文のように「充電できる場所」をたずねるのも、伝わりやすい方法です。

「サラリーマン」は日常会話では通じにくい

「サラリーマン」は、salary(給料)と man(人)を組み合わせた和製英語です。英語の辞書に「日本の会社員」を指す言葉として載っていることはありますが、ふだんの会話で自分の仕事を説明するときには、あまり使われません。

自然な言い方

英語 伝わる意味
I work for a company. 会社に勤めています
I’m an office worker. 会社員(事務職)です
I work in sales. 営業の仕事をしています

英語では、「会社員です」と身分を言うより、どんな仕事をしているかを伝えることが多いです。I work in marketing. や I’m an engineer. のように、職種で答えると会話が広がりやすくなります。

「ノートパソコン」はノートに聞こえる

「ノートパソコン」は、notebook(ノート)と personal computer(パソコン)を日本式に縮めた言葉です。英語で notebook とだけ言うと、紙のノートだと思われることがあります。

持ち運べるパソコンは、英語では laptop と言うのが一般的です。

  • I brought my laptop.(ノートパソコンを持ってきました)
  • Can I use my laptop here?(ここでノートパソコンを使ってもいいですか?)

notebook computer という言い方も存在しますが、会話では laptop のほうがずっと自然です。机に置くタイプは desktop と言います。

「ペットボトル」は別のものに聞こえることがある

「ペット」は、ボトルの素材である PET(ポリエチレンテレフタレート)のことです。ところが英語で pet bottle と言うと、素材名だと気づかれず、「ペット(動物)用のボトル」のように聞こえることがあります。

英語では、素材の名前ではなく plastic bottle と言うのが一般的です。

  • a plastic bottle of water(ペットボトルの水)
  • Can I get a bottle of water?(水を1本ください)

お店で水を買うときは、2つ目の例文のように bottle of water と言えば、ペットボトルの水が出てくることがほとんどです。

「スキンシップ」にぴったりの英語はない

「スキンシップ」は、skin(肌)と、friendship などの -ship を組み合わせた和製英語です。英語圏ではあまり知られていないため、そのまま言っても意味が伝わらないことがあります。

英語では、場面に合わせて言い方を変えます。

伝えたいこと 英語
親子や恋人のふれあい physical affection
体がふれること全般 physical contact
よくハグをする人 He’s a hugger. / She’s very affectionate.

たとえば「うちの家族はスキンシップが多い」なら、My family is very affectionate. と言うと自然に伝わります。

なぜ「通じない英語」が生まれるのか

今回の7つを見ると、通じにくくなる理由はいくつかのパターンに分かれます。

  • 英語とは意味がずれた:マンション、クレーム
  • 英単語を日本で組み合わせた:サラリーマン、スキンシップ
  • 日本式に縮めた・つづりが変わった:ノートパソコン、コンセント
  • 素材の名前をそのまま使った:ペットボトル

どれも日本語としては便利で、間違った言葉というわけではありません。ただ、英語として使うときは「カタカナのまま言っても大丈夫かな?」と一度立ち止まると、誤解を減らせます。

まとめ:通じない英語と言い換えの早見表

日本語 通じにくい言い方 自然な英語
マンション mansion(豪邸) apartment / flat / condo
クレーム claim(主張・請求) complaint / complain
コンセント concent(存在しない) outlet / socket
サラリーマン salaryman office worker / I work for a company.
ノートパソコン notebook(紙のノート) laptop
ペットボトル pet bottle plastic bottle
スキンシップ skinship physical affection / affectionate

カタカナ語は、日本語として身についている分、英語でもそのまま通じると思い込みやすい言葉です。海外旅行や留学の前に、よく使うものだけでも言い換えを覚えておくと安心です。

動画では、7つを3分半ほどで紹介しています。耳でも確認したい方は、記事の上の動画もあわせてご覧ください。

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