「私もそう思う」「私も苦手」——日本語なら一言で済む「〜も」ですが、英語では too と either を場面によって正しく使い分ける必要があります。
実はこの2つ、ルールはとてもシンプルで、肯定文か否定文かを見分けるだけで自然に使い分けられるようになります。
さらに「私も」と言いたいとき、”Me too.” だけでなく “So do I.” や “Neither am I.” など、ネイティブがよく使う言い回しも知っておくと会話の幅がぐっと広がります。
この記事では、レストランや職場、友達との会話など身近なシチュエーションと豊富な例文を交えながら、too と either の違い、そして「私も」を自然に伝える表現をひとつずつわかりやすく解説していきます。
too と either の基本的な違い
まず結論からお伝えすると、too と either はどちらも「〜も」という意味を表す言葉ですが、使う場面が真逆です。
| 使う文の種類 | 例文 | |
|---|---|---|
| too | 肯定文 | I like coffee, too.(私もコーヒーが好きです) |
| either | 否定文 | I don’t like coffee, either.(私もコーヒーが好きではありません) |
つまり、
- 相手の肯定的な発言に「私も!」と同意するときは too
- 相手の否定的な発言に「私も(〜ではない)」と同意するときは either
この一点だけ覚えておけば、too と either の使い分けはほぼマスターできます。ここから、シチュエーション別にじっくり見ていきましょう。
シチュエーション1:レストランで注文するとき
友達と一緒にカフェに入ったとします。
友達:I’ll have a caffe latte.(カフェラテにするよ)あなた:I’ll have a caffe latte, too.(私もカフェラテにします)
このように、相手が「〜する」と肯定文で言ったことに対して、自分も同じであることを伝えるときに too を文末に添えます。
一方、相手が「頼まない」と否定した場合はこうなります。
友達:I won’t have dessert.(デザートは頼まないよあなた:I won’t have dessert, either.(私もデザートは頼みません)
否定文なので either を使う、という点に注目してください。
シチュエーション2:学校や職場での会話
同僚A:I have a meeting at 3 pm.(3時に会議があるんだ)
同僚B:I have a meeting at 3 pm, too.(私も3時に会議があります)
同僚A:I can’t finish this report today.(今日中にこのレポートは終わらせられない) 同僚B:I can’t finish it today, either.(私も今日中には終わらせられません)
肯定文には too、否定文には either。この法則はどんな話題でも変わりません。
シチュエーション3:好き嫌いを話すとき
A:I love horror movies.(ホラー映画が大好きなんだ)
B:I love horror movies, too.(私も大好きです)
A:I don’t like spicy food.(辛い食べ物は苦手なんだ)
B:I don’t like spicy food, either.(私も苦手です)
文の最初に置く場合の注意点
too と either は基本的に文末に置きますが、カジュアルな会話では文の途中や、”Me too.” のように短く答える形もよく使われます。ただし either を文頭で単独に使うことはできません(後述する neither を使います)。
- ○ I like sushi, too.
- ○ Me too.
- △ Too, I like sushi.(不自然)
「私も」を英語で自然に言う3つの方法
日本語の「私も」は英語にすると状況によっていくつもの言い方があります。ここでは代表的な3パターンを紹介します。
パターン1:Me too.(一番カジュアルで簡単)
友達同士の会話で最もよく使われる、短くて簡単な表現です。
友達:I’m so tired today.(今日すごく疲れた)
あなた:Me too.(私も)
友達:I want to go to Okinawa this summer.(今年の夏は沖縄に行きたいな)
あなた:Me too!(私も!)
どんな文に対しても「Me too.」と返せば「私も同じです」という気持ちが伝わるので、初心者はまずここから覚えるのがおすすめです。
パターン2:So + 助動詞/be動詞 + 主語(少し丁寧・自然な会話表現)
「So do I.」「So am I.」のように、相手の文に使われている be動詞・助動詞に合わせて形を変える表現です。少しレベルは上がりますが、ネイティブがとてもよく使う自然な言い方です。
A:I am hungry.(お腹すいた)
B:So am I.(私もです)
A:I work on weekends.(週末も仕事をするんだ)
B:So do I.(私もです)
A:I have finished my homework.(宿題終わったよ)
B:So have I.(私もです)
A:I can speak French.(フランス語話せるよ)
B:So can I.(私もです)
ルール:相手の文で使われている動詞(am / is / are / do / does / did / have / has / can / will など)を、そのまま “So + 動詞 + I” の形にあてはめるだけでOKです。
パターン3:I do too. / I am too.(フルセンテンスで丁寧に言う)
相手と同じ形の動詞を使って、しっかりした文で伝える言い方です。ビジネスシーンや、少し丁寧に伝えたいときに向いています。
A:I really enjoyed the concert.(コンサート本当に楽しかった)
B:I really enjoyed it too.(私も本当に楽しかったです)
A:I’m looking forward to the trip.(旅行楽しみだな)
B:I am too.(私もです)
否定文で「私も」と言いたいとき
ここが多くの初心者がつまずくポイントです。相手が「〜ではない」「〜しない」と否定したときに「私も(そうではない)」と同意する場合、too ではなく either や neither を使います。
パターンA:Me neither.(一番カジュアルで簡単)
A:I don’t like natto.(納豆が苦手なんだ)
B:Me neither.(私もです=私も苦手です)
A:I can’t swim.(泳げないんだ)
B:Me neither.(私もです)
「Me too.」の否定バージョンが「Me neither.」だと考えるとわかりやすいです。
パターンB:Neither + 助動詞/be動詞 + 主語
A:I am not good at math.(数学が得意じゃないんだ)
B:Neither am I.(私もです)
A:I don’t drink coffee.(コーヒーを飲まないんだ)
B:Neither do I.(私もです)
A:I haven’t seen that movie.(あの映画まだ見てないんだ)
B:Neither have I.(私もです)
これは “So + 動詞 + I” の否定バージョンです。形の作り方は同じで、Neither に置き換えるだけです。
パターンC:I don’t, either. / I can’t, either.
A:I’m not hungry.(お腹すいてないんだ)
B:I’m not hungry, either.(私もお腹すいてないです)
A:I didn’t go to the party.(パーティーに行かなかったんだ)
B:I didn’t go, either.(私も行きませんでした)
まとめ:シーン別の「私も」早見表
| 相手の発言 | あなたの返事(カジュアル) | あなたの返事(少し丁寧) |
|---|---|---|
| I like it.(肯定) | Me too. | So do I. / I do too. |
| I am tired.(肯定・be動詞) | Me too. | So am I. / I am too. |
| I don’t like it.(否定) | Me neither. | Neither do I. / I don’t, either. |
| I’m not hungry.(否定・be動詞) | Me neither. | Neither am I. / I’m not, either. |
覚え方のコツ
- 肯定文には too、否定文には either(neither)というルールをまず押さえる
- 迷ったら、初心者はとりあえず「Me too.」「Me neither.」でOK
- 少し慣れてきたら「So do I.」「Neither am I.」など、相手の動詞に合わせる表現にチャレンジする
この3ステップで練習すれば、日常会話で「私も」を自然に言えるようになります。ぜひ実際の会話で使ってみてください。
